【麻布大学】Forest Nova☆での活動(2012/09/21) 環境活動レポート

カーボン・オフセット付きメール便でCO2削減と被災地の復興支援事業のGREEN WORKSプロジェクト

環境活動レポート

【麻布大学】Forest Nova☆での活動(2012/09/21)

取材させていただいた瀬戸さん 記者:橋本

今回は、東京農業大学学生環境団体「いそべや」からのご紹介で、「Forest Nova☆」へお伺いしてきました。

団体名に「Forest」が入っているということは・・・どのような活動を行っているのかお分かりでしょうか??
2006年より「森と人の共助共生社会を目指す」を理念に、4つの活動方針(森をつくる、いかす、つなぐ、知る)に沿って、森林整備や国産材の普及啓発、子供たちへの環境教育を行っている学生団体です。

代表の瀬戸さんお話をお伺いしに、麻布大学へ行ってきました。

-----

*活動内容

①森林整備

月2回(第1・第3日曜日)、相模湖の森林を1ha借りて整備を行っています。
必ず整備計画を立てて、それに沿って実施しています。
整備には、主に以下のような作業があります。

【間伐】
⇒木が生い茂りすぎると、太陽の光が森林に入らなくなり生育が遅くなってしまうため、適度に木を間引いて太陽の光を入れ、森林全体の生育を促します。

【経路作り】
⇒森林に入っていくときや、木を運ぶときに使用する経路を作ります。林床を傷つけてしまったり、植物を踏み潰して荒らしてしまったりすることを防ぎます。

【選木調査】
⇒切る木を選別するための調査です。切られる対象の木としては、曲がっている木、風や雪で折れてしまった木、異常に太いまたは細い木があります。

【植生調査】
⇒地面に生えている植物の調査です。間伐をする前後で生育している植物の違いや、間伐をしたことでどれだけ植物が多く生えたか等の調査を行います。調査した結果は全て数値化しています。

②環境教育
相模湖付近の小学校の子供たちを対象に、年4回実施しています。
森林が身近にあるにも関わらず、実際に入ったことがないという子供たちに対して、森林とふれあってもらっています。
ふれあう内に、子供たちの中に「この森林を守るために、自分たちに何か出来ないか」という思いが芽生えてきます。
そこで、森林を整備をするとこんな変化がある、整備をしないと森林を守れなくなってしまうという事実を伝えたり、森林に人を呼ぶためにはどうすればいいかということも、子供たちと一緒に考えたりしています。

③地元の人々との関わり
地元のお祭りにブースを出展し、「地元の木を使ってこんなことができる」という地元の木のよさを実感してもらうPRを行いながら、地元の森林の管理者の方々などと交流を深めています。また地元の方々だけではなく、森林が近くにない都市部の方々にも、今の日本の森林の現状を知ってもらうような活動も行っていく予定です。

-----

今後は上記の活動を続けながら、Forest Nova☆を通じて麻布大学の広報活動につなげることも考えていらっしゃるそうです。
Forest Nova☆で活動がしたいから、環境について深く学びたいから・・・という思いをもった方が1人でも多く入学すると素敵ですよね!!
実はForest Nova☆出身の卒業生の中には、他大学の森林学科へ進学した方、林業家になった方、森を紹介する職業に就いた方など、「日本の森林を良くしたい」という思いをもって、さまざまな方面で活躍されている方がいらっしゃるそうです。
入学のきっかけにも、卒業後の進路にも影響を与えていると思うと、活動していても嬉しくなりますよね!!
瀬戸さん自身も、非常に活動にやりがいを感じていらっしゃるようでした♪

今回お話を伺った瀬戸さんは、麻布大学へは環境に興味があったからという理由で入られたそうですが、Forest Nova☆へ入ったのは偶然同級生に誘われたからだそうです。
偶然で入ったものの、今はしっかりと代表を務められ、日々忙しく、楽しく活動なさっているそうです。
ちなみに、夏休みはラオスへ行って現地の森林の現状などを学んできたそうです。
瀬戸さんの森林に対する熱い思いが伝わってきますね☆

これからもForest Nova☆の活動を通じて、1人でも多くの方が森林を好きになることを願っています。

Forest Nova☆の瀬戸さん、本当にありがとうございました!!

フォトギャラリー

麻布大学での取材でした!!

麻布大学での取材でした!!

取材させていただいた瀬戸さん

取材させていただいた瀬戸さん

page upもどる