環境活動レポート
【立教大学】阿部治ゼミナールの活動(2013/02/02)
記者:齋藤
エコプロダクツで展示と発表を行っていた、立教大学阿部治ゼミナールの皆さんにお話を伺って来ました。
前日に雪が降ったため、立教大学はとっても幻想的な雰囲気に包まれていました!
今回取材させていただいたのは、エコプロのブースでお話させていただいた中川久里実さんと、ゼミ長の西沙耶香さん、禹敏植さん、吉川雄太さんの4名です。
阿部ゼミは、社会学部現代文化学科のゼミとして、持続可能な社会の担い手をはぐくむ環境教育を研究し、
3年生が主体となって、様々な持続的なプロジェクトを行っているそうです。
それぞれ大変だったこと、楽しかったことを交えながらご紹介させていただきます。
★環境就職セミナー
企業の方を招いて、企業のCSRなどの講演をしていただくセミナーです。
中川さん;ゼミに入ってすぐ行うプロジェクトのため広報活動が足りず、学生をなかなか集められなかったことが失敗でした。
★立教小学校ビオトープ造成計画
大学の向かいにある立教小学校にビオトープを作る計画です。
吉川さん;想定と見た目が違い、入れた水が泥水になってしまうなど「みどりにいかない」難しさがありました。
西さん;小学校の先生とのやりとりの難しさ、人と協力していく難しさを感じました。
・そんなビオトープですが、9月頃に水を入れた後に、なんと、いつまにか生物がいたそうです!
吉川さんはこのことが1番嬉しかったそうで、これから春にどんな生き物が集まるか楽しみですね!
さらに、西さんと禹さんは小学生がビオトープの周りに集まっている場を発見したそうで、嬉しかったそうです。
吉川さんは、自分たちの活動で、小学たちが環境に興味を持ってくれるのはすごい一歩だと思うと言っていたの
が印象的でした。
★蝶の道プロジェクト
蝶の食草や花を池袋の児童館などに置き、蝶がその間を飛び交うという「蝶の道」を作る活動です。
このプロジェクトはなんと今年からはじめたものだそうです!今年は2ヶ所に拠点として花を植え、2,3月には廃校を借りて活動をする予定とのことです。
西さん;今年度から始まったプロジェクトであり、土台を作っている時期なので、これからどう広がっていくか
楽しみです。計画したこと、考えたことが形になっていくのが楽しいです。
中川さん;他の企画は先輩たちから引き継いできた企画がほとんどの中、蝶の道プロジェクトだけは自分たちが
始めて、大枠も自分たちで考えることができ、自分達の考えも反映できる幅が広いのが面白いです。
お二人とも大変だけれども、その分楽しいとおっしゃっていました。
これらのプロジェクトは、来年から現在の2年生に引き継いでいくため、今の時期から2年生の皆さんに少しずつ関わってもらえるようにしたいと西さんはおっしゃっていました。
*皆さん就職活動真っ最中!ということで、将来も環境活動を続けていきたいか聞いてみました。
西さん;環境のことを仕事にしてみたいけど、現場の人になるというよりも、現場の人と他の人とをつなげていけ
るような人になりたいです。
環境だけにとらわれず、持続可能なまちづくり、地域づくりをしていきたい。
皆さん、環境活動がメインでなくても何らかの形で自分ができることを続けていきたいとのことでした!
*中でも、禹さんと西さんは大学に入る時点で、環境のことがやりたいという理由で立教に入学したそうです!
禹さん;京都出身で、小学生の頃から「京都議定書」の話などが学校であるなど、環境問題が身近にあり、
勉強したいと思っていました。調べるうちに矛盾していることもあると思ったし、大学に入るなら環境
が専門的にやれるところが良いと思っていた。
西さん;秩父出身で、昔は田舎であることがすごく嫌いだったが、そいういう自分が体験してきた貴重な経験を
生かしたいと高校になってから思った。最初は教員になりたいと思っていたので、「環境教育」という
学問があると知った時にこれがしたいと思った。
自然や社会とのつながりを持ってもらえるような機会を作っていけるようになりたい。
*最後に阿部ゼミの皆さんから高校生の皆さんへメッセージです!
中川さん;机の上の勉強だけじゃなくて、実際に外に出れて、実践できる、自分の考えた企画を形にできるので、
そういうことをしたい人はぜひきてください!
西さん;環境教育というジャンルは、他の学部ではできないようなことがすごくできる、なにかを企画して作る
ことが色々できるので、貴重な経験を積むことができます!
各プロジェクトは、高校生の皆さんの参加も大歓迎ですので、ぜひぜひ参加してください!!!!
「「蝶の道プロジェクトを完成させるのは君かもしれない…!!!」」
立教大学阿部ゼミの皆さん、本当にありがとうございました。
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