環境活動レポート
【株式会社久栄社】環境対応印刷のご紹介（2013/04/03）
記者：橋本
今回は、先日のカーボン・マーケットEXPOでもブースへお伺いした久栄社さんへお伺いしました。久栄社さんは、以前もご紹介させていただいた通り、さまざまな環境に配慮した印刷サービスを提供されています。
先日もブースでご対応いただいた冨田さんにお話を伺ってきました。
*****
まずは、久栄社さんで提供されている環境に配慮した印刷サービスについてご紹介します!!
【印刷】
・水なし印刷
⇒印刷に必要な大量の水を使わず、有害な有機溶剤等を排出しない技術
＊水なし印刷は、一般的な印刷と違い、有害物質を含む湿し水を使用しません。このことで、大気汚染につながるVOC（揮発性有機化合物）を大幅に減らすことができます。日本でも徐々に普及している技術です。当社は日本企業として初めて「水なし印刷マーク（バタフライマーク）」の認証を得ました。
【インキ】
・植物油インキ
・Non-VOCインキ／ライスインキ
・W2インキ
--通常のインキと異なることで、色合いに差が出ることはありますか。
＊私たちが見ても分からないほど、大きな差はありません。
【用紙】
・再生紙／その他環境用紙
・森林認証紙／70%以上再生紙
・100%再生紙
--森林認証紙について
＊世界的な森林減少・劣化の問題と、グリーンコンシューマリズムの高まりを背景に、「適正な森林管理」を認証する機関としてFSC（Forest Stewardship Council ：森林管理協議会）が生まれました。この制度には適切な森林管理を認証する「FM認証」と、認証された森林から産出された林産物の適切な加工・流通を認証する「COC認証」で構成されています。当社はいち早くFSC認証を取得しました。
【地球温暖化防止】
・CO2排出量の計測
・カーボンオフセット
・カーボンフットプリント
【総合システム】
・グリーンプリンティングスター（1スター）
・グリーンプリンティングスター（2スター）
・グリーンプリンティングスター（3スター）
--久栄社さんで環境関連の事業を立ち上げたきっかけは何ですか。
＊環境事業部は9年前に立ち上がりました。もともと私のお客様から「環境に配慮した印刷サービス」についてのニーズがあり、それがきっかけで立ち上がることになりました。
--お客様は、どういった印刷物に利用することが多いですか。
＊大半は、企業様の環境報告書・CSR報告書等にご利用いただくことが多いです。業界問わず、さまざまな企業様にご利用いただいています。
--冨田さんは、環境事業部に携わることで環境への意識は高まりましたか。
＊もともと自分のお客様からのニーズがあって立ち上がった部署で、私も立ち上げ当初からずっと携わっています。最初の頃は、環境に対する知識もなかったので手探りな状態でしたが、世の中の環境志向の流れもあって、だいぶ知識もついてきたと思います。
--今後、力を入れていきたいサービスはありますか。
＊比較的新しいサービスでもある「カーボンオフセット」、「カーボンフットプリント」に力を入れていきたいです。なかなかお客様のニーズと合わない面もあって試行錯誤という状況ですが、ぜひ力を入れていきたいと思っています。
*****
環境事業部立ち上げ当初は2人しかいらっしゃらなかったそうですが、今では後輩の方も増えてきて、サービス内容も充実してきたようです。
「環境配慮＝費用がかかる」というイメージがまだあるようですが、実際は費用面も通常の印刷とさほど変わらないそうです。
大学を始めとした学校業界でのご利用はまだ少ないとのことで、ぜひ認知度をあげていきたいとのことでした。
今後のさまざまな環境配慮型印刷サービスの展開が楽しみです★
ご協力いただいた久栄社の冨田さん、ありがとうございました!!
