【桜美林大学】環境報告書編集委員会(2013/06/19) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【桜美林大学】環境報告書編集委員会(2013/06/19)

(左から)符さん、和田さん、斉藤さん、高橋さん、小林さん、藤倉先生 記者:高橋

今回は、桜美林大学の環境報告書編集委員会のみなさんを取材してきました。
前回子どもサイエンスの取材でお世話になった藤倉先生のもと活動している、学内公募で集まった学生さんたちにお話を伺いました。
メンバーは中国人の符さん、和田さん、斉藤さん、高橋さん、小林さんの5人で、しっかりとした目標を持って参加されていました。

学年やバックグラウンドの異なる皆さんは個性的で、メンバーのみなさんの反応に先生のツッコミが入るなど、終始和気藹々とした雰囲気の取材でした◎

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○みなさんが編集委員に参加されようと思ったきっかけを教えて下さい。

符さん
「大学院の一年生です。もともと日本の環境教育に興味があって、日本に来ました。この企画は自分の力を発揮するいい機会だと思い、参加しました。」

和田さん
「今4年生で、藤倉先生のゼミに所属しています。学校の中での電力使用量をテーマに卒論を書こうと先生に相談したところ、環境報告書の学生編集委員を公募しているので、学内電力についての記事を書かないかと誘われたのがきっかけです。聞こえ良く言うと、スカウトされたという感じでしょうか。卒論が企画に貢献できるのならと思い、参加させて頂いています。」

斉藤さん
「私はもともと環境問題に興味があったことと、3年の時桜美林大学に転入したのですが、大学自体が施設など環境対策を行っていると聞いていました。なので委員に参加することによって大学の環境に対する取り組みを色々と知ることができたら良いなと思って参加しました。」

高橋さん
「藤倉先生の大学院の授業で編集委員を紹介され、大学院1年目の余裕のある時期だし、と思って参加しました。思ったほど余裕はなかったんですけど。」

小林さん
「3年生です。自分も藤倉先生のゼミで公募があると聞き、大学の発行するものに関わっていきたいと思ったので、参加しました。」

○これから作成する環境報告書で取り上げる内容や役割などは決まっているのですか?

符さん
「私が担当する主な仕事は、エコトッププログラム(昨年エコプロの記事でもご紹介しました。)に参加した学生へのインタビューです。また、私が今住んでいる国際寮で省エネしているかどうか調べたいと思っています。あとはできれば中国語版の環境報告書も作ってみたいです。」

和田さん
「先ほどと重なってしまいますが、主に記事の電力の部分について書かせて頂きます。」

--インタビューなどもされる予定ですか?

和田さん
「はい、キャンパス・デザイン管理センターという学内の部署があるので、そこの職員の方や施設管理を委託している会社の方にもお話を伺えればと思っています。」

斉藤さん
「自分も学内の環境サークルを担当するので、どんな活動を通して環境に貢献しようとしているのか、雰囲気や活動実態を調査する予定です。彼らの活動を広く知ってもらえるようにできればと思っています。」

高橋さん
「僕の研究テーマは水なので、環境報告書でも水の使用量と取り組みについて、学内の水がどう使われていかなどを調べます。あとは、カメラを持っているので、撮影担当として紙面で使う写真の大多数を僕が撮ります。」

小林さん
「自分は廃棄物を担当することになりました。ゴミの種類毎のリサイクル方法、ゴミ排出量などを基本的に調べていきます。あと環境系サークルの中でアグリアクションさん(農業サークル)へインタビューしに行きたいと思っています。」

○大体の完成目標は決まっているんですか?

--しばらく沈黙--
(何故誰も答えない、と先生のツッコミが入りました◎)

藤倉先生
「一応学祭(11月)前には完成、とメンバーに言っています。」

(おかしいなぁ、来年の日の出が上がるまでって聞いた気がすると、おとぼけも入りました◎)

符さん
「学生へのアンケート作成などは締め切りが今週中ということもあって、少しずつ動き始めているところです。」

藤倉先生
「去年は10月30日に完成したのですが、今年はもう少し早く出来上がるんじゃないかなと思っています。」

○では報告書作成に向け動き出されているということで、みなさんが環境に興味を持ったそもそものきっかけを教えて下さい。

符さん
「日本の環境教育、特に自然学校という組織に興味を持ったので留学しました。実は中国では環境教育という概念自体一般的ではなく、学校の授業にも存在しません。ご存知だと思いますが、今中国の環境問題は深刻で、人々の関心を高めなくてはならないと思っています。」

和田さん
「環境を学びたいと思った理由は、座学だけではなく、色々外に出て勉強できることが多い学問だと思ったからです。大学に入ったら高校までの教育にはない学問をしたいと憧れていて、その中でも一番興味を持ったのが環境でした。」

斉藤さん
「私が興味を持った時期は小学校まで遡るんですが、川越に住んでいた祖父母が畑をやっていて、低学年の頃から毎週末はその畑へ行って手伝いをしていました。でも高学年になるにつれ、近くの川の魚が減ってコケだけになっていたし、土の栄養も少なくなり作物が簡単には育たなくなっていったと祖父母から聞いたことによります。あとはリオデジャネイロで開かれた環境サミットでも取り上げられた、人類は環境保全もしたいけれど経済発展もしたいというジレンマをどうにかしたいと思いまして、環境問題にだんだんと興味を持つようになりました。」

高橋さん
「不純な動機ではありますが、世の環境団体の人たちが自動車・バイクばかりを悪い悪いと言っていることに反論するために勉強しはじめました。話し出すと長くなるので、要約ということで。」

小林さん
「自分も幼い頃から自然に触れる機会が多く、森の中で走り回ったりするのが好きだったんですが、都市開発で段々と自然が減っていきました。また成長するにつれ地球環境について学んでいくじゃないですか。中学高校になったとき、本質的なことにあまり触れていないと気づいたので、環境学を専攻しようと思いました。」

○では最後に、みなさんの環境報告書制作に向けた意気込みを聞かせて下さい。

小林さん
「実際本当に大変だと思いますが、できる限り全力でやっていきたいと思います。

符さん
「経験したことがないので、本当に頑張ってやりたいと思います。あとは、周りの友達に紹介したいと思います。特に自分の国の人たちに知ってもらいたいです。」

和田さん
「自分は桜美林大学がすごく好きなので、環境報告書を通して、環境という部分でもこの大学素敵だなと少しでも多くの人に思ってもらえたら、そのきっかけを作れればいいかなと思います。」

斉藤さん
「環境報告書を作る過程でも、作った後でも、この委員会のように学生も参加できるというのは、他ではあまりないことだと思います。この環境報告書を桜美林大生だけでなく、地域の方にも知っていただいて、大学の自然豊かな立地など桜美林の様々な良さを総合的に紹介したいと思います。」

高橋さん
「先生の意気込みはないんですか?」

藤倉先生
「皆さんが期日を守るようにこれからビシビシやっていきたいと思います。」

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このあと皆さんはミーティングに入られ、各自担当する団体や部署に取材する段取りや、現時点でわかったことを共有しあっていました。

皆さん時にふざけあいながらも、真剣に報告書制作に取り組まれていることが良く伝わってきた取材でした。

藤倉先生、環境報告書編集委員会の皆さん、ありがとうございました!!

フォトギャラリー

ミーティングの様子①

ミーティングの様子①

ミーティングの様子②

ミーティングの様子②

中国人留学生の符さん

中国人留学生の符さん

(左から)和田さん、斉藤さん、高橋さん、小林さん

(左から)和田さん、斉藤さん、高橋さん、小林さん

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