環境活動レポート
【桜美林大学】エコレジの活動(2013/06/28)
記者:橋本
シリーズでお伝えしております桜美林大学での環境活動★
今回は環境サークル「エコレジ」さんです。
「エコレジ」さんは、学内でのレジ袋削減プロジェクトを主に進めている団体です。
その他にもさまざまな活動をされているそうなので、早速代表の大久保さん、副代表の長内さんにお話を伺いました。
-----
まずはエコレジについてお話を伺いました。
○エコレジが立ち上がったきっかけは何ですか。
--5年ほど前に立ち上がりました。もともと大きな母体があったのですが、そこからレジ袋削減の面に特化した団体が独立し、エコレジが発足しました。
○現在何名で活動されていますか。
--1、2年生合わせて22名で活動しています。
○活動内容を教えてください。
・レジ袋削減キャンペーン(6月)
--生協前に立って、仮装するなど趣向をこらしながら、レジ袋削減を呼びかけています。
・相模原環境フェスタ、町田エコフェスタへの参加(9月)
--エコ関連のブースを出展し、主に子どもたちにゲームを通して環境に対する意識をもってもらうように働きかけています。昨年はビニールプールいっぱいにゴミを入れて、分別をしてもらうゲームを行いました。地域の方々、特に子ども連れが多くいらっしゃるので、毎年大盛況です。
・学祭(11月)
--リユース瓶のドリンクおよび、フランクフルトの販売をしました。リユース瓶は飲み終えた後、ブースまで持ってきていただくようアナウンスをしたり、回収に学内を歩いたりと、「びんの回収をし、洗浄後繰り返し使える」ということを来場者の方々にアピールしました。
・新入生歓迎会、夏合宿
--団体内での親睦を深めるために、歓迎会や合宿も行っています。合宿では、9月に参加する環境フェスタやエコフェスタで使用する景品も作っています。去年は牛乳パックを使った小物入れや、洗剤を使わずに洗えるアクリルたわしを作りました。アクリルたわしは指で編んで作っています。
・エコバッグ配布キャンペーン
--昨年は初めての試みとして、オリジナルのエコバッグを作りました。デザインを学生から公募し、エコバッグ作成の業者さんを探しながら、合計2デザインのエコバッグを作成しました。もらってくれる人も多く、また今でも使ってくれている人もいるようなので、とても嬉しいです。
*写真にもあるように、実際のエコバッグを見せていただきましたが、とてもかわいらしいデザインでした★長く愛用する気持ちが分かります!!
○レジ袋削減の効果測定はどのように行っているんですか。
--生協閉店後にレジ袋の枚数を数えさせていただいています。「ストック何枚、使用済み何枚・・・」など数を数え、「前日比でどれだけ減っているか」、「来客数何名なので使用率何%・・・」というような形で効果測定しています。また学内の黎明館という建物にあるゴミ箱をお借りし、レジ袋の枚数を調べる組成調査も行っています。この組成調査の結果は学校へ報告しています。
*レジ袋削減を卒論のテーマにしている方もいらっしゃったそうです。学内での関心の高さが伺えますね★
次にお2人にフォーカスしてお話を伺いました。
○お2人がエコレジに入ったきっかけは何ですか。
長内さん
「サークル紹介でプレゼンをしていた先輩に憧れて入りました。小さい頃から環境に興味があったわけではないのですが、サークルに入れば友人の輪も広がり、楽しく学生生活を遅れるのではないかなと思ったのもきっかけです。」
大久保さん
「友人に連れられて参加したエコレジの新入生歓迎会に、偶然同じ高校の先輩がいらっしゃったのがきっかけです。僕も環境に興味はなかったのですが、上下の壁もあまりなく、その先輩を始め、皆さんが和気あいあいと活動していらしたので、友人と楽しく活動できれば環境活動も楽しくできるのではないかと思い、入ることを決めました。」
○エコレジに入って、環境に対する意識は変わりましたか。
大久保さん
「スーパーなどに行ったとき、レジ袋はいらないと言えるようになりました。」
長内さん
「私も同じくレジ袋はいらないと言えるようになりました。その他には『マイふろしき』を最近持ち始めました。しばってバックにできるので、さまざまな場面で活用しています。」
○代表・副代表としてのやりがい、大変なことはありますか。
大久保さん
「活動を始めてたった1年で代表に就任することにいなったので、まだまだ分からないことが多い中、新入生も迎え入れなければならず、その点はとても大変でした。でも、自分を頼ってくれたり、指示をして人を動かしたりすることにはとてもやりがいを感じています。まわりの人たちにもとても支えられています。」
長内さん
「副代表としての実感はあまりないのですが、とにかく『大丈夫だよ!!』と励ましながら、代表を支えています。」
○エコレジに入って、よかったと思うことは何ですか。
大久保さん
「生協や学内のファミリーマートに行ったときに、去年作ったエコバッグを持っている人を見かけると、取り組んでよかったなと思います。」
長内さん
「特にエコバッグは好評で、『ようやくエコバッグをゲットできました。』という書き込みを見かけたこともあり、本当に取り組んでよかったなと思います。また、環境フェスタやエコフェスタに参加している子どもたちが楽しそうにしているのを見るのも、とても嬉しいです。」
○今後新しく取り組んでみたいことはありますか。
長内さん
「団体内での勉強会をやりたいと思っています。エコレジは、もともと環境に興味をもって入部をした人が少ないので、勉強会を開いて、知識をつけられたらいいなと思います。あとは、先程のふろしきに関するワークショップを開きたいと思っています。」
大久保さん
「エコレジ以外の人たちにも『仲のいい友人と楽しく活動できれば、環境活動も楽しくできる』ということを伝えていきたいです。あとは、エコレジ内の先輩・後輩のつながりを増やし、より楽しく活動できる環境を作っていきたいなと思っています。」
-----
学内の生協実行委員会、エコリーグ主催のイベントへの参加、他大学の環境サークル報告会への参加、学内の環境ゼミがエコレジを見学にいらっしゃる・・・など、他団体とのつながりも増えてきているそうです。
お2人とも、そのつながりが自然に増えてきていることに驚きを感じながらも、嬉しそうにお話してくださいました。
終始笑顔でお話いただき、エコレジの活動の楽しさが伝わってくる取材となりました。
今後の活動もとても楽しみです。
エコレジの大久保さん、長内さん、本当にありがとうございました!!
フォトギャラリー