【獨協大学】環境・国際団体Deco とは(副代表 根本崇史君へのインタビューとミーティング風景)(2013/08/09) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【獨協大学】環境・国際団体Deco とは(副代表 根本崇史君へのインタビューとミーティング風景)(2013/08/09)

副代表 根本崇史 君  
今回は、獨協大学の環境・国際団体Decoを取材してきました。
 
私は獨協大学に在学当時からDecoを知っていました。
現在はどんな活動をしているのか、楽しみにお話を聞いてきました。
 
まず、副代表の 根本崇史 君にお話を伺いました。
 
※根本君がDecoに入った理由を教えてください。
根本君:
最初はサークルや部活に入るつもりはありませんでした。入学して間もなく、部活に入っていない人を集めたパーティーがありまして、当時3年生の方にお話を聞いて楽しそうだと感じ、実際に参加したのがきっかけです。初めから知っていたわけではなく、入ってから「いいな」と思いました。正直ここまで続けているのもなんでかなと思います。(笑)
 
※Decoに入ってよかったと思いますか?
根本君:
後悔は全くありません! Decoの活動の一つに「サルベージ」というのがあります。これは河川に不法投棄された自転車やバイクなどの粗大ごみなど引き上げて川をキレイにする活動です。
サルベージをやっていて、河川付近の地域の方々に「ありがとう」と言って頂けるのが非常に嬉しくてその瞬間がよかったと思います。また、サルベージは地方自治体がやっていても、大学が取り組むことはあまりないので、それを学生の団体としてやれているのもいいですね。
 
※サルベージには近所の人が見に来てくれるのですね?
根本君:
昨年の4月ごろに行ったサルベージでは、近所の高校生が来てくれて、「YouTubeに載せてもいいですか?」って言ってくれました。活動していると、見に来てくれる方や手伝ってくれる方もいて、この活動には巻き込み力があると思います。活動して、川はきれいになるし、声をかけてもらえて、そういったことからやりがいが生まれて、この団体を続けていこうと思いました。
 
※根本君たち3年生の代になって、今までと違った特色を出して行きたいというのはありますか?
根本君:
今まで活動してこなかったことがやってみたいですね。環境フェアに参加したり、他大学の環境団体ともっと交流を持とうと6大学交流会も行いました。色んなイベントに参加しようと思います。今までは外部との交流が少なかったので、僕たちの代ではアクティブに交流していこうと考えています。
それにDecoをもっと大きくしたいです。そのために広報にも力を入れていくつもりです。TwitterFaceBookの更新はもちろん、HPをもっと充実させていきたいです。
 
※外部との交流を増やしていきたいのは刺激を受けるためですか?
根本君:
その点は大きいですね。同じ学生でも違う発想があることも知れますし、負けてられないなと思います。
また、今年は外部の方を招いたりしています。レクチャーをしてもらい、知識を蓄えてから活動に取り組みます。今年はあと2回行います。今年はフリーザチルドレンジャパンの方を招いて、貧困についてのワークショップを開きました。
 
※そういった外部の方との交渉もおこなうのですか?
根本君:
僕は渉外を担当しているので交渉も行います。草加市の環境課の方とも交渉を行いました。難しい部分もありますが、楽しみながらやっています。それに、Decoを10年後にはもっと大きくするという目標があって、そのために広報にも力を入れています。
6月には、県の職員の方がいらっしゃって獨協大学で開催された、「埼玉の河川についての意見交流会」にパネラーとして参加しました。
 
※嫌だな、大変だなと思うことはありますか?
根本君:
自分の時間が取れない点です。ゼミの予習、バイトやDeco、文化会の活動で平日はほとんど埋まってしまいます。少しは遊ぶ時間も欲しいと思うこともありますね。
 
※     Decoでは東棟で畑をやっていると聞きましたが・・・
根本君:
はい。Decoは火・金曜日に野菜を育てています。都内の大学ではできない活動ではないでしょうか。ここでは全て無農薬で育てています。最終的には獨協の学生皆に食べてもらいたいです。例えば、犬井ゼミで育てているお米とコラボして、収穫祭を豊かに出来ればいいなと思っています。
 
―ミーティングを行っている教室に移動―
 
代表の 和山優帆 さんがミーティングを進行していました。
ミーティングは私が考えていたものとは違いました。黒板には事前に決められた議題が書かれ、参考資料も配布されており、プロジェクターに議題に対する要点を表示しながら説明をおこなっていました。
ミーティングやディベートがスムーズに展開されるための準備が徹底されていて、まるでゼミや授業を行っているような印象です。学生なのに凄いと感心させられます。
それぞれのイベントごとに「コア」という代表者のような部員がいて、その学生たちがミーティングにあたり事前用意をしているそうです。
 
説明の後は、今年の雄飛祭(文化祭)で行う自主企画を何にするのか、プロジェクターでの説明と配布された資料を参考に、チーム毎に議論を行います。
 
1、2年生のチームにお話を聞いてみました。
※     :このようなミーティングは何回目ですか?
1年生:4回目ですね。
※  :活動は楽しいですか?
1年生:もともと興味があって、大学に入ったら、Decoのような活動はやろうと思っていました。部活紹介で存在を知り、入ってみたら活動内容は期待通りで、充実しています。
2年生:楽しいですが、こんなにまじめに話合うとは思っていませんでした。
※  :ミーティングは授業みたいですが、毎回こんな感じなのですか?
2年生:話し合いの場となると今日のような感じで、みんなまじめにやっています。しっかりしたミーティングでやりがいがあります。
※  :環境に興味があってDecoに入ったの?
1年生:僕はもともと、環境と国際に興味があって新学科の国際環境経済学科に入りました。
 
新入生に話を聞いてみると、もともと環境に興味があって入部する学生が多いようです。
そしてDecoの充実した活動内容に満足できているようでした。ミーティングからこんなにしっかりと行い、自分のやりたい活動に向けて動ける環境で、とても充実した部活生活が送れているようで、うらやましく思いました。
 
大学在籍時からDecoの名前は知っていましたが、Decoは決まった企画を代々踏襲して行っているだけなのだろうと思っていました。
それが、今日の取材で印象はがらりと変わりました。
活動にやりがいを持ち、部を大きくしようと部の将来のことを考える部員がいて、全体としては、一つの企画を行うにも部全体で時間をかけてしっかりと企画を練りこみ、昨年より良い企画にしようと情熱を込めて取り組んでいるのだと分かりました。
私が学生時に知っていた活動は雄飛祭のDRP(Dish Return Project)のみでしたが、実際は、地域の活動に参加し、勉強のために出展に見学へ行くなど、積極的に活動を行う部活でした。その部員の取り組み・姿勢には非常に感心させられました。
今後どんな活動が生まれてくるのか非常に楽しみです。雄飛祭、Decoの活動を見に行きたいと思います!
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■     Decoの主なスケジュール
 
・6大学交流会(3月)・・・
他大学の環境団体と文字通り交流を深め、今後の活動の連携に繋げる。
・キャンドルナイト(7月)・・・
夏には、OLFM(アカペラサークル)やリンクス(国際問題研究サークル)とコラボした節電イベント。今年は廃油を使ったキャンドルを作ろうと計画中。
・環境サミット(8月)・・・
草加市の環境課と共催。小中学生にとっては、環境について調べたことを発表できる場とし、Decoは子供たち向けに発表をして、子供たちに環境意識を啓発させる場としている。
・雄飛祭(文化祭)(11月)・・・
昨年、ごみの削減化を目指して行ったDRP(Dish Return Project)から、そのまま捨てても環境に負荷のかからないエコ容器を導入。今年はその活動を雄飛祭実行委員に委任し、自主企画を予定。〔DRP(Dish Return Project)・・・屋台で使用する食器を、洗って返却してもらい再利用することで、ごみ排出量を減らす活動〕
 
その他、(2月:春合宿、4月:アースデイ東京2013に参加、6月:創造祭、環境フェアに参加、7月:前期総会、9月:夏合宿、12月:後期総会)

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