【三重大学】環境ISO学生委員会の活動(2014/02/18) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【三重大学】環境ISO学生委員会の活動(2014/02/18)

エコ大学ランキング表彰式の様子 記者:橋本

今回は、昨年のエココン(全国大学生環境活動コンテスト)へ出場され、さらにエコ・リーグ主催のエコ大学ランキングにて第1位を受賞された三重大学です。
残念ながら直接訪問してお話を伺うことはできませんでしたが、環境ISO学生委員会の皆さんにいくつかの質問にご回答いただきました。

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【ecocon2013当日】

○二日間を通して楽しかったこと

エコパやエコットを通して、学生や社会人を含め、色んな方と交流できたことが楽しかったです。今年は1年生の参加が多く、「環境」という枠組みで活動されている他団体との交流が初めての子もいました。そのため、「環境というテーマ一つでこんなにも幅広い活動ができるんだ!」と気づかされたり、社会人の方とお話しする中で多彩な意見や考え方を得るなど、多くの刺激を受けました。

○二日間の選考を通して大変だったこと

三重から東京への遠征や、2日間の大会ということもあり、まず体力的な面での疲労がありました。選考では、私達の活動の改善案がたくさん出たのですが、人数が多いこともあり、それを短い時間でまとめて発表するというのがとても大変でした。

○選考委員の方々や他団体の意見をもらって、気づいたこと、またこれから改善していこうと思っていること

私たちは多くの活動を行っていますが、良くも悪くも”広く浅く”だということに気づかされました。活動をしていく中で、「この活動は誰を対象にして何を目的で行っているか」という風にこれまでの活動を見直してみようと思いました。また、一般学生に活動に参加してもらうにはどうすればよいか、委員会の活動をもっと発展させるにはどうすればよいかということを他団体の活動をもとに、具体的な自分たちの考えやアイデアをたくさん出していきたいと感じました。

【環境ISO学生委員会の活動】

○活動内容の概要

三重大学環境ISO学生委員会では、三重大学内での活動としてレジ袋削減・ごみ減量化などのReduce、放置自転車や家電製品の再利用などのReuse、古紙再生利用であるRecycleなどの3R活動や、落ち葉堆肥を用いて花壇や学内施設の屋上緑化の整備など学内緑化活動を行っています。また、学外では産官学民が連携して行う町屋海岸の清掃や近隣の小学生に対する環境学習、地域住民への環境情報を発信する広報誌の回覧、自治体や企業と連携して運営するイベントなどの活動を行っています。これらの活動を通して、学生や地域住民の方に環境に関する興味と知識を得られる場を提供し、三重大学が「世界一の環境先進大学」になれるように環境活動を行っています。

○「世界一の環境先進大学」を掲げている三重大学で活動しているやりがいや、活動をしていて大変だと感じること

こんな活動をやりたい!と考えたことが、大学側の協力を得ることで実現できます。そして、それが大学としての成果につながり、社会的にも評価されるということをやりがいだと感じています。一方、活動をしていて大変なのは、一般学生における、私たちの活動の認知度が低いことです。特に誰でも参加できる海岸清掃は、現在参加者の数が伸び悩んでおり、今後、いかに環境に関心のない学生にも活動に携わってもらうかが課題となっています。

○大学側との関わり、特に学長や理事・副学長との関わりについて

環境先進大学であるためには、学生主体の環境活動を一番大事にするべきであると大学は考えており、学生の活動を支援するための体制が整えられています。その中で、私たちは学長が定めた環境方針に従いながら活動を行っています。理事・副学長には活動について相談にのっていただき、より発展できるようアドバイスをいただいています。さらに学長と理事・副学長には町屋海岸清掃に意欲的に参加していただいています。このように学長が大学周辺の海岸清掃に参加するというのは全国的にも珍しく、三重大学は一丸となって環境活動に取り組んでいます。

○エコ大学ランキング2013/第1位を受けての感想等

2010年に続いて、エコ大学ランキング1位という栄誉ある賞をいただきました。中でも、「連携・協働」部門では毎年高い評価をしていただいています。学生や地域住民や行政、、企業の方と環境座談会を行ったり、海岸清掃の実施や環境関連イベントへのブース出展を行うなど、三重大学および環境ISO学生委員会を中心として、産官学民の協働で環境活動に取り組めていることの素晴らしさを実感しました。

○今後の展開

活動に関して学外からは高い評価をいただいていますが、先述のように学内においてはまだ私たちの活動の認知度が低く、気軽に出来る活動でもあまり参加してもらえておりません。そのため、従来の一方通行の情報発信型ではなく、今後は学生が私たちに求めるものを調査し、それを還元していく情報受発信型の活動へ展開していこうと考えています。

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さすが「世界一の環境先進大学」を掲げているだけあって、学内だけではなく学外の方々とも積極的に連携しながら、充実した活動をされていらっしゃるようでした。
今後は情報受発信型の活動をされていきたいとのこと!
とても楽しみですね!

三重大学/環境ISO学生委員会の皆さま、ありがとうございました!

フォトギャラリー

町屋海岸清掃の様子

町屋海岸清掃の様子

落ち葉堆肥作りの様子

落ち葉堆肥作りの様子

地域イベントの様子

地域イベントの様子

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