【東京家政大学】白藤プロジェクト　お米づくりから食育、アレルギー物質不使用のスイーツ開発まで（2014/5/26）　環境活動レポート

環境活動レポート

【東京家政大学】白藤プロジェクト　お米づくりから食育、アレルギー物質不使用のスイーツ開発まで（2014/5/26）

記者：佐藤

東京家政大学　白藤プロジェクト
　～正式メンバーは３０人程度（今は、お試し期間中で正式メンバーと合せて60人を越えるメンバーがいるそうです）～
・お米作り　・食育　・アレルギー物質不使用の食品開発
この３つを活動の中心に、６次産業化を実践している有志団体です。

代表の東京家政大学　家政学部　松本南美さんにお話を伺いました。この白藤プロジェクトの活動が大好きでたまらない感じの松本さん、さっそくプロジェクトから入ったきっかけからお聞きしました。




○このプロジェクトに入ったきっかけは？
私は乳製品と卵のアレルギーがあり、子供の頃からずっと洋菓子を食べられませんでした。
そんな私のことを知った現サブリーダーが、大学１年の時に『大学は美味しい!！』フェアで東京家政大学がアレルギー物質不使用のお菓子を販売することを教えてくれました。
それが初めて食べられる洋菓子との出会いです。しかも、初めて食べたそのケーキはすごくおいしくて、感動した
のと同時に、「アレルギーのある私にも食べられる洋菓子を作ってくれてありがとう！」と感謝の気持ちでいっぱい
になりました。その時に味わった感動や感謝の気持ちを、同じアレルギーで我慢をしている人達にも伝えたくて、白藤プロジェクトに入りました。


○どのような活動をしているのですか？
活動の基本は、お米づくりです。
６月に秩父で田植えをし、夏に草を取り、秋は成長観察、１１月に稲刈りをします。
稲刈り、かさがけ、唐箕、脱穀・・・全ての工程を古農具を使って自分たちで行います。
１２月に自分たちで作ったお米を食べたのですが、おいしいのと収穫ができてうれしいのとで
１人１合も食べちゃいました。２月にも、恵方巻きパーティーをして、お米のおいしさをたっぷり味わいました。

さらに、そんなおいしいお米をメンバーだけで食べるだけではなく、米粉をつかったアレルギー物質を使用しない商品を作りはじめました。
【商品開発】
　　２０１３年１２月　　　　 　 アレルギー物質不使用の新スイーツ開発のため、マーケティング開始
　　　　　　　　　　　　　　　　板橋区の保育園・幼稚園にアンケート実施
　  　２０１４年１月　　　　　　アンケート結果まとめ、どんなスイーツにするかを決定
　　　　　　　  ２月　　　　　　米粉を使ったスイーツの試作開始
　　　　　　　　３月～４月　　  新潟のガトウ専科さんにも加わっていただき試作を繰り返す
　　　　　　　　５月　　　　　　商品化、そして『大学は美味しい!!』フェアで販売

ドキドキの成果発表です。
今年開発した新商品３種類は、これまでに開発したクッキーやシュークレープと一緒に販売します。今年は、大豆も使用しないスイーツです！プロジェクトメンバーで何度も何度も試作を重ね、やっとの思いで完成した新商品です。


○このプロジェクトの活動を通じていろんなイベントからもお誘いがあるようですね？
2012年11月に食と農村漁業の祭典で、白藤プロジェクトが大学生アワードで全国１位をいただいたのをきっかけに、貴重な経験ができました。翌年の３月にあった祭典の振り返りで、農林水産大臣の前でプレゼンをさせていただきました。10月には初めて食育フェアに参加しました。また、今年2月にパネリストとして参加させていただいた農林水産省関東農政局主催の食育シンポジウムからつながり、今年の７月にはアグリフェスタにも参加します。


○すでに十分に活動をして成果出されていますが、今後、さらにやりたいことなどあったら教えてください。
白藤プロジェクトには、大学に入って授業以外にも頑張れること、勉強できることを探して入ったメンバーもいます。そういうメンバーと一緒に、食物アレルギーに対してもっと勉強をしていきたいです。さらに、そういう知識をもとに商品開発などに結びつけていけたらいいなと思っています。将来は、これまでの自分の経験を活かせるような企業に入り、社会に貢献していきたいです！



終始、ニコニコしながらお話してくれた松本さん、すごく楽しそうでした。
正直、こんなに充実した学生生活なら、私ももう一度戻って一緒にやってみたいとうらやましく感じました。
取材当日も、これから来週から始まる「大学は美味しいフェア」の打合せだとか・・・
イベント前の多忙な中、お時間いただきありがとうございました。

『大学は美味しい!!』フェア　5月28日（月）～6月3日　新宿高島屋　　

楽しみにしています！

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