【東京家政大学】江戸東京野菜の会(2014/6/26) 環境活動レポート

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環境活動レポート

【東京家政大学】江戸東京野菜の会(2014/6/26)

記者:瓜生

東京家政大学 江戸東京野菜の会(ベジグリ)

2012年からスタートした江戸東京野菜の会(ベジグリ)。今年で3度目の作付けです。
江戸東京野菜の会の田村さん、青柳さんにお話をお伺いしました。


江戸東京野菜の会ではどのような活動をしていますか?
江戸東京野菜会は、2012年の春に活動をスタートした学生有志団体です。
大学周辺の地域は、江戸時代は農業が盛んな場所でした。
そうした地域の伝統野菜を復活させようと、大学のバックアップのもと、学内の敷地の一部で伝統野菜の農園を作っています。JA東京あおばさんから苗を仕入れ、土のつくり方から教えていただいき、農業指導をうけながら野菜を
つくっています。江戸野菜だけでなく、東京家政大学の所在地の地名でもある加賀野菜(注*東京家政大学の住所は東京都板橋区加賀。江戸時代、加賀藩前田家の下屋敷があったことから現在も地名として残っています。)も栽培し、収穫後は、七福神漬にしています。
食べることの根本は生産ですし、食を考える上ででも、伝統野菜について勉強したり、食べ方なども調べ料理して楽しんでいます。


どんな野菜をつくっているのですか?
今年はこれから作付けのですが、東京大白瓜、谷中しょうが、志村みの早生大根、雑司が谷なすを栽培する予定です。昨年は、へた紫なす、金時草、加賀太きゅうりをつくりました。予定よりも収穫量が少くなかったり、冬の寒さでネギがダメになってしまたりと失敗もありますが、チャレンジし続けています。
毎年、春~夏にかけて苗を植え、夏~秋に収穫をし、そこから年末にかけて七福神漬けづくりをしています。


どうして福神漬けを作ろうと思ったのですか?
七福神漬は名前の縁起良さもあり、手軽に7種類の野菜が食べられる身体に優しい漬物です。
しかも、東京の郷土漬物なので、江戸東京野菜の魅力も伝えられると思ったからです。
パッケージも先輩がデザインした全て手作りの七福神漬けです。去年は、商品として販売するほどの量ができ
なかったのですが、将来的には販売とかできたらいいな、と思っています。


活動を通じて思うことは?
今までは野菜を買うときに、形が良いとか、大きい野菜とかで選んでいたのですが、自分達で野菜をつくるようになってからは、野菜の選び方、見方がかわりました。
それ以外にも、先輩、後輩、短大生など、同級生以外の人と交流がもてたことは活動を通じて良かった部分だと感じます。
今後は、もっとしっかりと野菜を育てていき、皆に食の大切さや伝統野菜について知ってもらいたいです。
知ってもらうために「大学は美味しい!!」フェアに出店したいと思いますし、それ以外の場でも販売する機会をつくっていきたいです。そうして、たくさんの人に伝統野菜を知ってもらうことにより、毎年、作付け~販売までを基本として、後輩に受け継いでいけたらいいな~と思います。
今年は、ちょうど今、新入生を募集しているところです。学校で出来る活動なので、気軽に伝統野菜作りをはじめていただきたいたいです!


後記:前回の東京家政大学白藤プロジェクトは、何年も活動を続けているグループでしたが、今回は活動をはじめて間もないグループでした。苗の仕入れから、栽培、収穫、七福神漬け作りまで、スムーズにいかないことが多く、試行錯誤して頑張っている様子に、「がんばれー!」と心から応援してしまいます。
はじまったばかりだかこそ、今後の江戸東京野菜の会の展望を考え、夢や希望に満ちている彼女たち
は本当に素敵でした。
授業の合間に取材を引き受けてくださった田村さん、青柳さん、ありがとうございました。

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収穫

収穫

七福神漬けづくり

七福神漬けづくり

完成!

完成!

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